井原プロダクトのBLOG

Since 2013。個人でアプリ作っています。

これぞメトロノーム革命、練習革命!

iPhone用のメトロノームアプリをリリースしました。その名もスマートメトロノーム

メトロノームアプリは沢山ありますが、スマートメトロノームは世界初の機能を持っています。

1) 再生テンポをプログラミングできる
2) テンポは0.5の刻み

1) については、小節数を指定してそこを何度も練習するときに、段々速くすることができます。また、曲の途中でリタルダンドアチェレランドがある様な場合も対応可能。今まで機械的に一定のテンポしか刻めなかったメトロノームが、まるで指揮者の様に練習テンポを指示します。

2) は、現代音楽において63.5などの指定がある曲がありますが、今までその様なテンポを刻めるメトロノームは無く演奏家を苦しめてきました。

楽器の練習において大切な事は2つあると思います。

1. できない所を練習しよう
2. できない所はゆっくり練習しよう

楽器演奏は楽しいです。楽しいが故に、出来ない部分の完成度を上げるよりも、つい楽器演奏を楽しんでしまいます。その結果、数時間練習しているのに、できない部分はできないまま。一体今日一日で何が上達したんだろう?などと言う事が起きてしまいます。

特に子どもの練習を見ていると感じると思いますが、必ず最初から弾いて同じところで間違えて、それでも最後まで弾きます。そしてまた最初から弾き始めて同じところで間違えて、、、の繰り返し。つっかえる所だけ10回練習すれば遥かに効果的なのに。

そして、できない部分は、できるテンポまで落とす必要があります。何が問題で弾けないのか、もっと簡単な弾き方はないのか?それらを探るには、絶対に間違えないテンポまで落として指や体の最適な使い方を確認し、徐々にテンポを上げて行くしかありません。できもしないテンポで100回繰り返しても、間違った動きを体に覚えさせることになってしまいます。

このメトロノームには、以下の機能があります。

1. 練習する小節数を決められる
2. 繰り返し回数を決められる
3. 繰り返し毎に段々早くできる

これにより、できない部分を集中的により効率的に練習する事が可能になります。言ってみれば、うしろに常に先生がついていてくれて「はい、そこもう一回!」と言ってくれるようなものです。自分の好きな部分ばっかり演奏してしまうことはありません。

私自身、このメトロノームを使う事によって、練習時間が遥かに短縮されている事を実感しています。無料でリリースしていますので、ぜひ使ってみてください。

https://itunes.apple.com/jp/app/smart-metronome/id889571826?mt=8