井原プロダクトのBLOG

Since 2013。個人でアプリ作っています。

iOS9.2 Apple Musicの機能改善を調べてみた

iOS9.2がリリースされたので、早速アップデートしてみました。

今回気になる機能は、Apple Musicが改善されたという事。先日、クラシック、JazzファンのためのMusic Playerアプリ「MUSA Music Player」をリリースした筆者としては、気になるところ。どんだけー?!

発表によると、Apple Musicの機能改善は以下の通り。

  1. 曲をプレイリストに追加するときに、新しいプレイリストを作成できます。曲をプレイリストに追加するときに、最後に変更したプレイリストが先頭に表示されます
  2. iCloudダウンロードボタンをタップして、iCloudミュージックライブラリからアルバムやプレイリストをダウンロードできます
  3. "マイミュージック"と"プレイリスト"で、曲がダウンロードされているかどうかを示すダウンロードインジケータが各曲の横に表示されます
  4. Apple Musicカタログでクラシック音楽をブラウズするときに、作品、作曲者、演奏者が表示されます


ひとつひとつ見て行きましょう。ここでひとつお断りしておきたいのですが、iOS9.1のデバイスiPadしか無いので9.2と9.1の純粋な比較が、既にできないんですよね。その点ご了承ください (^ ^;;


1) 曲をプレイリストに追加するときに、新しいプレイリストを作成できます。曲をプレイリストに追加するときに、最後に変更したプレイリストが先頭に表示されます

ホントだ。 + 新規プレイリスト ができていますね。これでiPhone上で新規プレイリストを作成することができます。


実際にやってみた。簡単だぜ、、でも、、あれ、、、あれれ!?新規追加したプレイリストは、プレイリストの一番下に表示される。そこに新たに曲を追加してみる、でも先頭には表示されない、、。どういうこと????

納得いかない想いをひきずりつつ次行きましょう。



2. iCloudダウンロードボタンをタップして、iCloudミュージックライブラリからアルバムやプレイリストをダウンロードできます

なんのこっちゃ?!
まず、iCloudミュージックライブラリですが、これはApple Musicの機能で、音楽ファイルやプレイリストをインターネット上に保存し、iPadや別のiPhoneからも音楽を聞くことが出来る機能です。利用するには、Apple Musicの契約が必要です。



このiCloudミュージックライブラリをONにすることによって、デバイス上の音楽ファイルがiCloudに保存され、他のデバイスで再生することができるようになります。私の場合、何も曲を入れていないiPadにずらーっと曲が表示されるようになりました。すごい。

で、で、で、今まではiCloudミュージックライブラリ上のファイルは、ストリーミング再生しかできなかったのが、今回の更新でDLできるようになったということなのかな?いや、そんな事はない。そういえば、今までは「オフラインでも再生可能にする」というのをタップしてたっけ。

こちらがiOS9.2の画面。このアルバムは、子供のために購入したものの、私のiPhoneには入っていないものです。たしかにクラウドからDLボタンがありますね。


こちらが、iOS9.1のiPad。「オフラインで再生可能にする」、つまりiTunes StoreもしくはiCloud Music LibraryからのDLは、…の奥に隠れています。なるほどね。


でもこれって、OSのバージョンアップとして紹介するには、細かい話だなぁ、、。次行ってみましょう。


3. "マイミュージック"と"プレイリスト"で、曲がダウンロードされているかどうかを示すダウンロードインジケータが各曲の横に表示されます



そうそう、今までって、デバイス上の音楽を再生しているのか、iTunse Storeからネットストリーミングで再生しているのか、よくわからなかったんですよね。だから何?って言われるとまぁどうでも良い気もするけど、地下鉄なんかで駅に近づくと止まったりとか、、なのかなぁ。ともかく、それがはっきりとわかりやすくなりました。このアルバムは全てiPhone内に保存されているものですが、iPhoneマークにチェックが入っていますね。DLされていない曲には、このマークがありません。



4. Apple Musicカタログでクラシック音楽をブラウズするときに、作品、作曲者、演奏者が表示されます


最後に一番気になるクラシック関連のアプデ。これがまたよくわからない、、。試しに、Apple Musicでカラヤンを検索して「曲」を見てみますと。


作曲者出てませんが、、、。

気を取り直して、Symphonyで検索してみました。同じく「曲」の中身を見てみます。うーむ、なんのこっちゃ!?


というわけで、Apple Musicカタログでブラウズするときに、、、という意味を誤解しているのかもしれませんが、これでクラシック音楽のブラウズが快適かと言うとそうでもないなぁ。他にもいろいろ検索すると、曲のタイトルの頭に作曲家の名前が振られているものが多いことがわかりますが、これの事を言っているのかな。今後さらに整備されていく事を期待しましょう。


という事で、今回のiOSのアプデで、全体的にはApple Musicアプリは、iCloudミュージックライブラリとの親和性を上げてきたという印象ですが、クラシックのブラウズに関しては、よくわかりませんでした。今後さらなる改善を期待するところです。

というわけで、こちらからは以上です。

と言いたいところですが、以上のほとんどは、Apple Musicを月額980円で利用する人のためのものですね。今まで通り、CDをiPhoneに転送して楽しんでいた人にとっては、メイン画面下のタブにRadioなんて不要だし、このタブでライブラリーのカテゴリー表示を「アルバム」とか「曲」に切り替えたいところではありませんか?

というわけで、最後に紹介したいのは、今までiPodのような使い心地に、さらに検索機能を強化した Musa Music Playerです。タブでリスト表示を切り替えられて、しかも各リスト上で絞り込み検索がかけられます。例えば、ベートーヴェンカラヤンとか、Chopin => Walz => Argerichとか。今までのiPodに戻りたい〜!という方はぜひお試しください。


DLは、こちらから。無料です。

https://itunes.apple.com/jp/app/id1056067671?mt=8&ign-mpt=uo%3D4